政策金利が上がるとどうなる?住宅ローンや預金への影響を整理
最近、
「日銀が政策金利を引き上げました」
というニュースを目にする機会が増えました。
しかし、
「政策金利って何?」
「住宅ローンに関係あるの?」
と思う方も多いかもしれません。
今回は政策金利の仕組みと、私たちの生活への影響を整理します。
政策金利とは?
政策金利とは、
日本銀行(日銀)が世の中の金利を調整するための基準となる金利
です。
現在の日銀は、
無担保コール翌日物金利
という金利を政策金利として誘導しています。
難しく聞こえますが、
まずは銀行同士のお金の貸し借りをイメージすると分かりやすいです。
無担保コール翌日物金利って何?
銀行は毎日お金を貸したり借りたりしています。
例えば、
A銀行は今日1億円余っている
B銀行は今日1億円不足している
という場合があります。
そのとき、
銀行同士でお金を貸し借りする市場があります。
これをコール市場といいます。
そして、
- 担保なし
- 翌日に返済
という条件で貸し借りする金利が
無担保コール翌日物金利
です。
個人で例えるなら、
「今日だけ1万円貸して、明日返してもらう」
ようなイメージです。
日銀はこの金利を上げたり下げたりすることで、世の中の金利全体に影響を与えています。
政策金利が上がるとどうなる?
政策金利が上がると、
銀行がお金を調達するコストが上がります。
すると、
企業や個人へ貸し出す金利も上がりやすくなります。
つまり、
世の中全体の金利が上がる方向に動きます。
住宅ローンへの影響
政策金利の引き上げで影響を受けやすいのが変動金利型の住宅ローンです。
変動金利は短期金利の影響を受けるため、
政策金利が上がると将来的に住宅ローン金利も上昇する可能性があります。
例えば、
借入額3,000万円
返済期間35年
の場合、
金利が0.5%違うだけでも総返済額には大きな差が生まれます。
そのため、
住宅ローンを利用している方は金利動向を確認しておくことが大切です。
預金への影響
一方で、良い面もあります。
政策金利が上がると、銀行の預金金利も上がりやすくなります。
長い間、
普通預金の金利はほぼゼロの状態が続いていました。
しかし最近は、
預金金利を引き上げる銀行も増えています。
預金をしている人にとってはプラスの影響と言えます。
なぜ日銀は金利を上げるの?
一般的には、
物価上昇が続いているときに金利を引き上げることがあります。
金利を上げると、
- お金を借りる人が減る
- 消費や投資が落ち着く
ため、物価上昇を抑える効果が期待されます。
金利上昇は悪いこと?
政策金利の引き上げというと、
住宅ローン利用者にはマイナスに感じるかもしれません。
しかし、
- 預金金利の上昇
- 円安の抑制
- 物価上昇の抑制
といった面もあります。
そのため、
良い・悪いで考えるのではなく、
自分の家計にどのような影響があるのかを整理することが大切です。
政策金利のニュースは難しく感じるかもしれませんが、住宅ローンや預金など私たちの生活にも関係する話です。
自分の場合にどのような影響があるのかを整理すると見え方が変わることもあります。

