厚生年金はいくらもらえる?計算方法と受取額の考え方を整理する
厚生年金はいくら増えるのか
会社員の場合、国民年金に加えて厚生年金が上乗せされます。
ただ、「どのくらい増えるのか」「どのくらい払っているのか」は分かりにくい部分でもあります。
厚生年金は、収入と加入期間によって決まり、長く働くほど増えていく仕組みです。
計算の考え方
厚生年金は、
👉 標準報酬額 × 0.005481 × 加入年数
で計算されます。
ここでいう標準報酬額とは、実際の年収ではなく、給与や賞与をもとに区分された金額のことです。
具体例(年収500万円・40年加入)
標準報酬ベースで年収500万円相当、40年加入した場合、
👉 年間:約109万円
👉 月額:約9万円前後
が厚生年金として上乗せされるイメージになります。
実際に払っている保険料
厚生年金の保険料率は約18.3%です。
年収500万円の場合、
👉 年間:約91万円
このうち、
👉 自分の負担:約45万円
👉 会社負担:約45万円
と、半分ずつ負担する仕組み(労使折半)になっています。
払った分と受取額の関係
自己負担ベースで考えると、
👉 約45万円 × 40年
👉 約1,800万円
を支払うことになります。
一方で受取額は、
👉 約109万円/年
となります。
65歳から80歳まで受け取ると、
👉 約1,635万円
となり、支払額に近い水準になります。
この制度の見方
ここまでの数字だけを見ると、
👉 払った分と受取額の比較
になりがちですが、厚生年金はそれだけで判断できるものではありません。
厚生年金の主な特徴
厚生年金には、次のような仕組みがあります。
- 会社が保険料の半分を負担している
- 生きている限り受け取れる(終身)
- 長生きするほど受取総額が増える
- 遺族厚生年金がある(家族への保障)
- 障害厚生年金がある(万が一への備え)
👉 単純な「払った・もらった」だけでは捉えきれない構造です。
まとめ
厚生年金は、
👉 収入と加入期間で決まり、国民年金に上乗せされる制度
です。
さらに、
👉 労使折半で成り立ち
👉 長生きや万が一にも備える仕組み
になっています。
同じ金額でも、
👉 どの前提で見るかによって見え方は変わります。
最後に
年金は「損か得か」で判断するものではなく、
「どのような仕組みで成り立っているか」を整理することで見え方が変わります。
ご自身の収入や働き方に当てはめてみると、
必要な備え方も変わってきます。
一度整理してみることで、
考え方が変わることもあります。

