変動金利はこれからどうなるのか?

住宅ローンの金利が上昇局面に入り、「変動金利はこれからどうなるのか?」という不安の声が増えています。

これまで長く続いた低金利環境では、変動金利は非常に有利に見えました。
実際、多くの方が変動型を選択してきました。

しかし、日銀の政策修正により、金利の前提は少しずつ変わり始めています。

では、変動金利は今後どう動くのでしょうか。


変動金利は何に連動しているのか

変動金利は、主に短期金利(政策金利)の影響を受けます。

日銀が政策金利を引き上げれば、
銀行の基準金利も徐々に上がり、
結果として住宅ローンの変動金利も上昇していく可能性があります。

ただし、すぐに大幅に上がるわけではありません。

多くの住宅ローンには、

・5年ルール(返済額は5年間据え置き)
・125%ルール(急激な返済額増を抑制)

といった仕組みがあります。

そのため、金利が上がっても、返済額は段階的に調整されるケースが一般的です。


では、どれくらい上がる可能性があるのか

これは誰にも正確には予測できません。

ただし、考え方のヒントはあります。

仮に金利が0.5%上昇した場合、
3,500万円・残り30年のローンであれば、

毎月返済額はおおよそ8,000円〜1万円程度増える可能性があります。

1%上昇すれば、
毎月1万5,000円〜2万円程度増えるケースもあります。

「数千円」か「数万円」かで、家計への影響は大きく変わります。


本当に考えるべきこと

変動金利の将来を完全に予測することはできません。

重要なのは、

・金利が1%上がったら家計は耐えられるか
・教育費のピークと重ならないか
・収入が減った場合に余裕はあるか

という“耐久力”です。

変動型は「今の負担が軽い」設計です。
その代わりに、将来の金利変動リスクを引き受けています。

そのリスクを理解した上で選んでいるかどうかが重要です。


固定へ借り換えるべきか?

金利上昇のニュースを見ると、「固定に変えたほうがいいのでは」と考える方も増えます。

しかし、ここでも大切なのは単純な金利比較ではありません。

・残りの返済期間
・現在の金利との差
・借り換え費用
・今後の家計見通し

これらを整理しなければ、正しい判断はできません。


まとめ

変動金利は、今後上昇する可能性があります。

ただし、急激に大きく跳ね上がるとは限りません。
問題は「上がるかどうか」よりも、「上がったときにどうなるか」です。

金利の予測は難しくても、
家計のシミュレーションはできます。


最後に

変動金利の将来を不安に感じるのは自然なことです。

しかし、不安のまま判断するのと、
数字を整理してから判断するのでは結果が大きく変わります。

金利が1%上がった場合の影響を一度具体的に確認してみるだけでも、見え方は変わります。

住宅ローンは“借りる判断”よりも、“払い続けられる設計”が重要です。

もし迷われているのであれば、一度ご自身のライフプラン全体の中で住宅ローンを整理してみることをおすすめします。

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